沖縄からこんにちは〜
今回はドキュメント映画「アイアム・ア・コメディアン」を観てきました。
ポスターの画像を見れば分かる方も多いと思いますが、漫才師・コメディアンの
「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔(敬称略)のドキュメント映画です。
とても早口に一気にまくし立てる漫才で「ザ・マンザイ」のタイトルを獲得しており
一時期はテレビで漫才をしている姿をよく見かけました。
ところがある時から漫才の芸風が一変していきます。
政治的な内容を中心にした漫才に変貌していき、その内容からテレビ局では扱いにくい対象となっていき、次第にはテレビの出演本数が減っていき、1年に1度観られればよいという存在になっていきました。
芸能人が政治的な発言をすることがこの国ではあまりよろしくないといった風潮があることは皆様も感じられているのではないかと思います。
その空気感も分かった上で村本大輔という男は政治的な漫才をやると決めたのです。
そんな村本大輔が漫才からさらに自分の笑いを追求するためにスタンダップコメディを選び、
国内外を問わずに挑戦していく姿を収めた映画です。
お笑いに政治を持ち込むのはと批判を受けており、彼のことを嫌いな人も多いと思います。
自分もあまり共感を持っていなかったのですが、この映画を観て村本大輔という人間に対する評価が変わりました。
ドキュメントとしても村本大輔という人間の成長していこうとする姿、家族との関係性、
喜怒哀楽を笑いに変えていこうとするコメディアンとしての生き様などなど
かなり見応えのある映画だなと思いました。
ご自宅ででもよいので是非観ていただきたい作品だと思います。
評価 星5つ